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author:りく
京都在住大学生。
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Norahのボーカルで癒されるスロー・テンポの曲から、ちょっとカントリーがかった楽しい曲まで、飽きない一枚です。

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2005.08.21 恩田陸『夜のピクニック』
夜のピクニック


□あらすじ
 甲田貴子の通う高校には、不思議な行事があった。生徒たちの間では「ピクニック」と称されているそれは、愛称とは裏腹に、厳しい行事だった。正式には北高鍛錬歩行という大仰な名前がついている。
 内容は単純で、全校生徒が丸一昼夜かけて歩くだけ、というもの。早朝に学校を出発し、1年1組から順に2列歩行で歩き続ける。深夜、仮眠所に到着するまでの約60キロは団体歩行。そして、2時間ばかり仮眠を取ったあとは自由歩行。ここから先はマラソンだ。
 大多数の生徒にとっては、脱落せずに踏破することが目的だ。あまりにも遅いと後ろから救護用のバスが追ってきて、拾い上げられていってしまう。このバスに乗せられることは、生徒たちにとって何よりも耐え難い屈辱である。
 長く辛いこの行事も、それだけに感慨深いもの。生徒はそれぞれに不安と期待を抱えて、ピクニックに挑むのだ。
 甲田貴子はこの行事の中で、ひとつの賭けをしようと決めていた。日常の教室の中、というくくりの中では、決して考えられなかったこと。「ピクニック」の中では、もしかして出来るかもしれない―
 長い1日は、まだ始まったばかりだ。


やっと手をつけました!
なんで今まで渋ってたかと申しますと…本の帯のところに「『本の雑誌』が選ぶ2004年度ベスト10第1位!」「第26回吉川英治文学新人賞受賞!」「第2回本屋大賞受賞!」と、それこそ大仰な文句が踊ってたからなんです。
どうにもこういう「ブーム」的なものが苦手でして、その「ブーム」に乗っちゃってる自分、てのも嫌だったんですよね。すごい天邪鬼。

考えてみると音楽もそんな感じですね。
今J-POPのチャートを賑わせている曲が苦手です。
流されたくないってことなのかなぁ。
結局流されちゃいましたが。

最初の50ページくらいは何故この小説がそんなに騒がれているのか、正直解らなかったんです。
でも、読み終えたあとにやっと解りました。

『夜のピクニック』は、「青春小説」というジャンルにくくられます。
でも、この小説のかたちは溢れているようでいて、滅多に無い。
これほどまでに、物語の大きなうねりに自分の心の動きがシンクロできる小説には、ついぞ出会ったことはありませんでした。
それがあまりに自然に同調してくれるので、小説が自分の経験の一部のように感じられます。
読み終えたあとに、小説の光景が鮮やかに思い返される。
「ああそうそう、あんなこともあったね。」と、不意に懐かしい気持ちになってしまうのです。

多分、この小説の長さや描写のひとつひとつ、登場人物の心の動きが驚くほど現実のそれと近いからでしょう。
回想を描いた段落や説明のくだりが全体の流れを切ってしまうことがない。
状況説明が、生活の一部のようにうまく溶け込んでいるんです。
だから、自然と自分の感情も溶け込んでいきやすいんですね。


この本のなかで、本を読む「タイミング」のことが書かれていました。
それぞれの本は、読むに見合ったタイミングを持ち合わせているものだ、と。

では、この『夜のピクニック』のタイミングはいつでしょう?
私が思うに、大学生くらい。
それはこの本の根底に流れるものが“高校生活の懐かしさ”だから。
小学生、中学生では学校やクラスといったくくりの愛おしさが解らないし、高校生ではあまりに現実味がありすぎる。
かといって大人になってしまうと高校の想い出が遠すぎて、歳を感じてしまう。
高校生活の懐かしさがまだ消えていない、大学生くらいがちょうどいいのではないでしょうか。

あと、もう一つ思ったこと。
小説を読んでいて思い浮かべる風景って、自分といちばん親しい風景だな、と思います。
「都市」だったら都市を、「田舎道」だったら田舎道を、といったように、もちろん小説の描写によって風景はさまざまですが、
そういう中に親しんだ風景が知らず知らずのうちに溶け込んでいるものだと思います。
そう気付いたのは、自分の環境の所為。
というのも、私は京都に下宿していますが、「橋」とか「山」という描写が出てきたときに描く風景が京都のそれではなくて、実家のそれだったからです。
思えば、「空」も、「住宅街」も、「田んぼ」も、すべてが故郷の風景でした。
単純なことだけど、よく考えてみれば不思議なこと。
幾ら外に出て行ったとしても、自分の基盤は故郷にある、ってことでしょう。


『夜のピクニック』は、懐かしさや切なさ、苦さといった、いろんな感情を呼び起こしてくれる小説。
自分の想い出がひとつ増えるような、不思議と印象深い小説です。





図書室の海ちなみに、『図書室の海』には『夜のピクニック』のエピローグが収録されています!





□『夜のピクニック』の世界が好きなら、こんな著作もおすすめ!

六番目の小夜子球形の季節TUGUMI(つぐみ)High and dry (はつ恋)




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COMMENT
りくちゃーん!!vV(キモ。)
トラバがついてたので見に来てみたにょ。
読んだんだねー夜ピク(←笑)
たしかに私もブームに乗るのはあんま好きでないですよ。
その意地のせいでいまだに『白い犬とワルツを』読んでないんだー…

まあそれはいいとして、さすがりくのレビュは素敵だわ。
うん。読むタイミングが大学生っていうのも同感。
たしかに、今読むからこそ高校時代の良さがより理解できるってものだよね。
うん、読みいってしまったよ、畏れ入りましたわ!

ものすごいりくと話したいよー、帰ったらメッセで話そう!!!(><;)
同窓会の話も聞かせてねー!
2005.08.22 22:08 | URL | けい #mYbggkm6[ Edit] | Top
>> けいさん

けいちゃーん!!ヽ(*´∀`*)ノHola!!
まだスペインなんだっけ?こっちは今雨降ってます。
サグラダファミリア見てみたいなあ・・・完成したところを(無理)ガウディー!

トラバしちゃった♪
やっぱり恩田陸読んだときは逐一けいさんに報告しないとね!語り合いたいじゃない?
これ読んでてほんと高校生活が懐かしくなっちゃった。
太○山登山を思いだしたよー。うちら2人だけ遅れてたよね(笑)

そうそう、「タイミング」の話題のときに「ナルニア国物語」出てきたじゃない?
愛読の京都新聞の広告欄に「ナルニア国物語」の広告が出てたんだけど、コメントしてたのが恩田陸だったの!
ほんとに好きなんだねえ。


私もけいさんと話したいー!(*´⊿`)
同窓会の話題いっぱいあるよ!
一応携帯にメルしたんだけど・・・届くはずないよね orz
あ!今実家からだからメッセ入ってないや・・・ガクーン・・・
2005.08.23 00:17 | URL | りく #-[ Edit] | Top
>> masaさん

こんばんわぁ(´∀`@)
私も結構あるんですよね、「買っといて読んでない」というパターン。
恩田陸の『ライオンハート』でそれをやってしまって、半年後くらいに手をつけてショックを受けましたよ。
「なんでもっと早く読んでなかったんだー!」と・・・

『夜のピクニック』は淡々と描写が続くのですが、その中に登場人物の気持ちだったり、残り少ない高校生活への思いだったりがうまく綴られていて、
気付いたら「ピクニック」の世界に引き込まれてしまいます。
行程の情景が鮮やかに浮かぶのも魅力的です。
『夜のピクニック』は、恩田作品としてはやや異色なのかな、と思いました。

『図書室の海』も面白かったですよ!
恩田先生の引き出しの多さを感じる短編集です。

どんどん新刊出てますよね!
まだ読んでない作品もあるっていうのに・・・

2005.08.23 00:32 | URL | りく #-[ Edit] | Top
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こ、これは…MAZE(恩田陸)
あまりにも衝動が強かったので書いちゃいます。。。 音楽的新境地(を目指して...)2005.11.03 23:08
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