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author:りく
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2005.05.14 『三月は深き紅の淵を』 恩田陸
4062648806三月は深き紅の淵を
恩田 陸
講談社 2001-07

by G-Tools


□PROLOGUE

ベストセラーと謳われ、後々まで語り継がれる有名小説というものがいつの世にも存在するものだが、
その一冊の本は、一線を画していた。

『三月は深き紅の淵を』。
四部作の長編小説。
著者は―不明。
世間に出回っているのはせいぜい70部ほど。
しかも妙な制約付きで。
作者を明かさないこと。コピーをとらないこと。
たった一人にのみ貸すことが許される。ただし、一晩だけ。

そんな本であるにも関わらず、それは人々を魅了し続けてきた。
開いてしまったものは皆、吸い込まれるように夢中になる。
そして必ず疑問に行き着くのだ。
彼らが、答えを知ることを求めて止まない疑問符。それは、
著者は一体誰なのか、ということだ。

そう、これは『三月は暗き紅の淵を』の世界に彷徨い込んだ人々の話だ。


やっと手をつけましたよ。
ほんとはツ○ヤで平積みになってた『夜のピクニック』が読みたかったんだけど、OASISとCOLDPLAYの連中のせいで諦めなきゃならなかったんだ!
なんでUKビッグアーティストが揃いも揃ってアルバム連発するのさ!(涙)
しかもCOLDPLAYのシングルが棚に並んじゃったりなんかして!
『日本先行発売』とかやめてくれよー。買いたくなっちゃうじゃんか。
今日も哀しく貯金、貯金。

というわけで約半額のこの本を買ったんです。

結構読み応えある本でしたねー。
まず設定がすごいと思う。
『三月は深き紅の淵を』という4部作の小説で語られるのは、やはり『三月は深き紅の淵を』っていう4部作の小説にまつわる話。
いわば本についての本なわけであります。

4部作はそれぞれ短編ミステリーになっているんですが、テイストの違う4作(正確には3作かな)は、どれも巧く計算されたミステリーという感じがしました。
あちこちに潜む伏線の糸がラストで一気に手繰り寄せられる感じ。

しかし本の中で本について語られているのを読むのは、不思議な感じでした。
合わせ鏡のように際限なく続く世界みたいな。
それがこの世界に深みを与えているんでしょうね。

恩田陸の小説を読んだときに何時も思うのは、彼女の知識の深さ。
今回は半端じゃないですね。
ほんとに様々な著者の名前がずらずら~っと出てきて、
学のない私には解らないようなものも多々あったり。
感服。

で、何が一番驚いたかって、この本のいっちばん最初!!

『夜のピクニック』にしようかなどうしようかなこっちのが安いしな……とあれこれ悩んで表紙をペラリとめくった瞬間、ちょっと目を疑いましたね。


ウィリー・ワンカは、五人の子どもさん―きっかり五人だけですよ―に、今年、私の工場の見学を許可することに決定しました。


………(((; ’ □’ )……え?


ウィリー・ワンカって…これ!!?↓

bitter-glass.gif




前々から読もう読もうと思っていたこの本、
まさに今、前にニンジンがぶら下がっている!

ヒヒーン!(ブレゴ)

15秒と経たずにレジスタァに走ったのは言うまでもありません。


私信>けいさんへ

これって『麦の海に沈む果実』の前と後、どっちに書かれたのかなあ?
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01:02 Books | TRACKBACK(1) | COMMENT(4) |
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COMMENT
過去記事へのコメント、失礼します。

最近図書館通いをしておりまして、あんまり考えたり調べたりせずに
目についたもの、気になったものを手当たり次第借りてまして。
そういえば、りくさんの所で何度となくこの著者 恩田陸さんの紹介が
されてったっけなぁ、と、適当に選んだ一冊が正にこの

『三月は深き紅の淵を』

だったのです。まだ第一章「待っている人々」しか読み終えてませんが
あまりの興奮に、思わずメールした次第です。
……面白い。
読み終えたら私も記事UPするやも知れません。
てか、勝手に恩田さんを男だと思ってたので
いま、りくさんの記事を読んで女性だと判って驚きました。
そういえばワタシが借りたのとこちらの画像だと装丁が違うようです。
奥付けには、講談社発行の第一刷となっとります。

あぁ、すいません話にまとまりが無くて長くなっちゃいました。
覚えててよかった、恩田陸。りくさんに感謝!
2005.10.21 00:05 | URL | kontiti #-[ Edit] | Top
kontitiさんこんばんわ!
わざわざ過去記事にコメント残していただいて、ありがとうございます。嬉しいです!

『三月は深き紅の淵を』、読まれましたか!わーい♪
どの章も印象の違うミステリーが味わえて、面白いですよね。
この4章のなかでは・・・選び難いですけど、第1章が好きです。

恩田陸さんの小説は、もうどれも構成のすばらしいミステリーです。
そうですね、『三月は~』をお読みになられたのなら、『麦の海に沈む果実』をおすすめします!
『三月は~』第4章の、「回転木馬」の主人公、理瀬の物語です。

あとは『ライオンハート』は是非読んでいただきたいです!
映画化してほしいほどの作品だと思います。
読み終えたあとに充実感があります。

私も最初は恩田陸さんを男の人だと勘違いしておりました・・・(*ノノ)
書く文章が男性的だからでしょうかね。論理的で。

kontitiさんのレビュー、楽しみにしております!
UPされた際は、TBさせていただくかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。
ではっ♪おやすみなさい!
2005.10.21 02:04 | URL | りく #-[ Edit] | Top
りくさん、TBありがとうございます★
私もさせてもらいました。レビューというには段々内容から焦点がずれていってますが(汗)

テンプレ、また新しくなってますねー、波紋+木立ちの影がとてもいい雰囲気でやはしホーッと嘆息。すごく素敵!!
2005.11.01 20:37 | URL | kontiti #-[ Edit] | Top
kontitiさんこんばんは!
TB&コメントありがとうございます!
実はあれからまた読み返してみたんですが、やっぱり第3章は濃いですなあ。
ヴィヴァ!読書の秋☆

後ろの画像は日曜日の撮れたてほやほやです(笑)
南禅寺に行ってまいりました。京都に住んでるのに(爆)
2005.11.01 21:32 | URL | りく #-[ Edit] | Top
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読んだ本
三月は深き紅の淵を / 恩田 陸今日は読んだ本の話。以下、密林さんより。出版社/著者からの内容紹介その本はたった一人にだけ、たった一晩だけしか他人に貸してはなりません。かつて一度でも、むさぼるように本を読む幸せを味わったことのある人に。内容(「BOOK」データベ わらしべ☆music2005.11.01 20:32
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